整形外科

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※ 外来診療は日によって変更になる可能性があります。
  受診の際は念のため 診療担当医表外来診察変更(休診・代診)をご確認ください。

本川越病院の整形外科では、日本医科大学のスペシャリストたちが高度な専門医療を提供しております。
関節の痛みやケガ、違和感など、心配なことがある方は、悪化したり悪いクセが付く前にご相談ください。リハビリテーションを中心とした保存的治療から、痛みや負担の少ない外科的治療まで網羅した医師が、みなさまの症状を回復までサポートいたします。

肩の症状にお悩みの方へ

肩の症状

肩の痛みや違和感でお悩みの方の、殆どが50肩、40肩と呼ばれる「肩関節周囲炎」です。昨日まで何ともなかったのに突然激しい痛みが出て、肘や指先までのしびれを伴ったり、夜も寝られないほど痛んだり(夜間痛)するのが一般的です。
この時の対処を間違えると、激痛が鈍くなっても肩関節が動かせない「肩関節拘縮(こうしゅく)」の状態が長引きます。
肩に痛みを感じたら、何はともあれお早めに医師へご相談されることをお勧めします。
当院では特に、痛みを取り除いて治療をする「保存的治療」を行っております。

また同じ「腕が上がらない」という症状でも、「肩腱板断裂」というものがあります。
「肩腱板」は肩関節を安定させるための、脚でいうところのアキレス腱のようなものです。これは加齢や、日々腕を上げ下げするような生活で徐々に切れていく場合と、事故やスポーツなどの外傷で一度に切れてしまう場合があります。
どちらも外科的治療からのリハビリテーション、という流れになりますが、特に加齢で徐々に切れていった場合は、手術にもタイミングを考える必要があるため、お早めの相談をお勧めします。

最後に「脱臼」についてですが、そもそも肩関節は人体で最も脱臼しやすい部位です。
特にコンタクト・スポーツ、野球やサッカー、フットボール、バスケットボールなど選手同士の接触が多いスポーツでは、脱臼も決して珍しくはないと思います。

しかしここで問題なのは年齢で、若い方、未成年の方が脱臼した場合、80~90%の確率で2度、3度と繰り返す反復性の 「(肩関節)前方脱臼」になると言われています。
これは最初の脱臼で肩関節の内部が損傷することが原因ですが、一方で成人以降、年齢を重ねるほど再発する確率は低下していきます。

スポーツだけではなく、何らかの事故による脱臼でも同じことです。
もちろん明らかな外傷で脱臼した場合は適切な処置がされると思われますが、そうでなくともお若い方で「脱臼」をされた場合も、反復性に移行しないための処置を受けることをお勧めします。

※来院の前に、こちらをご確認ください: 肩の診察で来られる患者さんへ

膝の症状にお悩みの方へ

膝の症状

膝の痛みで最も多いのが「変形性膝関節症」です。日本人の実に10分の1が発症しているとされ、高齢者になるほど、とりわけ女性に多く発症します。
症状としては歩き始めの膝の痛み、特に階段の下りの際に痛みが強く、悪化すると水が溜まったり、歩くことも困難になって日常生活に支障を来たします。
原因は膝関節の軟骨の老化によることが多いですが、肥満や遺伝も関係しています。
早期に治療を開始すればリハビリテーションを中心とした「保存的治療」で済むこともありますが、悪化すると骨切りの手術や、最終的には人工関節を入れることになりますので、痛み始めでの受診をお勧めいたします。

また上記の「変形性膝関節症」を誘発する症状として、骨折や靭帯(じんたい)・半月板損傷などがあります。 特に激しく動くスポーツ、野球、サッカー、テニス、バスケットボール、バレーボールなどでは膝関節を痛めることも多いと思いますが、その時は「大したことない」と放っておくと、後々重大な症状に発展したり、「変形性膝関節症」のような後遺症を発症することもあります。
当 整形外科では、みなさんの痛みだけではなく10年、20年、30年後の不安も取り除く治療を目指しています。

最後に人工関節について。
旧来の人工関節といいますと、ただ蝶番のように関節を繋げるものでしたが、最新の人工関節は「ねじれ」などにも対応しており、また可動域も広く、実際に手術した患者さんの満足度も高いものになっています。
手術自体の負担も軽減しており、術後のリハビリテーションをしっかりと行うことで日常生活はもちろん、プロスポーツにも復帰することができます。
人工関節まで行かないことが何よりではありますが、もし人工関節を入れることになったとしても、患者さんの負担は旧来に比べれば飛躍的に軽減されています。
もし膝の人工関節置換術に不安を持たれている方がいらっしゃいましたら、当 整形外科では手術・リハビリテーションを経ての日常復帰まで含めたご相談に応じておりますので、お気軽にご相談ください。